It's a wonderful world/Mr.Children
Mr.Children10枚目のアルバム。
デビューちょうど10年目の日に発売されました。
確か金曜日だった気がします。(水曜日に出ないことに苛立ちさえ感じてました。)
か高校2年の春、テストの日だった気がします。
なんだかとっても楽しみで、調子こいて学校サボって渋谷のHMVまで買いに行った気がします。
(なつかしいなぁ~)
買って、学校に行く電車の中でアルバムをCDウォークマンで聴いてました。で、電車の中で「LOVEはじめました」あたりでふいに涙ぐんでしまいました。。。それまで聴いていて感じた緊張をこの曲の衝撃で崩された感じもしました。
てな訳で「I ♥ U」を聴いていたら、ちょっと昔のを振り返りたくなりましたので、独断と偏見がかなり混じってますがレビュー。それと、このアルバムツアーは小脳梗塞のため、中止。とても残念でしたが、見事復活してくれて本当によかったです。
『醜くも美しい世界』
これが桜井さんの考えた当初のアルバムタイトルでした。ところが、JENがとつぜん「It's a wonderful world」というフレーズを発し、「まさかJENからそんな言葉が・・・」みたいな感じだったらしいですが、『醜くも美しい世界』というなんだか重いタイトルではなく『It's a wonderful world』へ。
まず、特筆したいのが"歌詞"
こんな日本語使う人、桜井さんしかいないと思います。
「蘇生」
『そう何度でも 何度でも 僕は生まれ変わって行ける』 励まされます。overtureからつながる、壮大なバンドサウンドが光るとっても明るいポップソング♪
「Dear wonderful world」
この醜くも美しい世界に対して、"Dear"とつける。なんとも意味深なタイトル。
蘇生した後に、足元を見てみると・・・
「one two three」
猪木の「道」が本人の声で、出てきたときにはぴっくりしました!楽しくなれる、明るい曲。
比喩をたくさん使って、平和を歌ってるような気もします。
『戦闘服よりはブレザーがよく似合う』Mr.Children。生まれ変わった後、後ろを見ずに、カウント3で前進を続ける。
「渇いたkiss」
ワザと「乾いた」ではなく、「渇いた」と表現している。
大好き!うんざりした"僕と君"。そんな中の男心を歌った、優しさ溢れるラブソング。
『ケロイド(かさぶた)』って言葉を始めて知りました。医学用語らしいです。ドラムがいい♪
「Youthful Days」
「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」の主題歌。あの当時は毎週月曜日ドキドキしたものです。
この曲は"ミスチル流青春ソング"。恋をしている状態のちょっとセンチなロックな曲。
イントロからのギターのフレーズがかっこいい!!ライブの時は、イントロ流れただけで、「ウワァ~~~~」って感じで盛り上がりました!!!
「ファスナー」
冒頭の『およそ期待した通りのあれが僕を締め付ける~』。なんて直接的な比喩なんだろう。驚きました。
夢を壊すような歌詞でもあり、男女の仲、そして人間誰にでもあるファスナー。
「そうきっと誰にもファスナーはあるんだ。」ファスナー。こんな比喩、誰が考え付くんだろう。
歌詞の最後の一行が素晴らしい。
当時、私の周りではこのアルバムで一番の曲でした。(「蘇生」は当たり前なので。それ以外ということでした。ちなみに私は、心の内では「渇いたKiss」が好きでした。)
「Bird Cage」
当時は周りの曲があまりのもポップだったため、暗い印象であまり好んで聴かなかったのだが、今改めて聴くと、名曲。終わってしまう男女の二人。とりかごにいれば・・・。
非常に印象的な「バードケージ」のコーラス。
「LOVEはじめました」
タイトルの由来は、夏を感じさせる冷やし中華らしい。
最初に聞いたときに、なんだこれ!!!!!ってめちゃくちゃ驚きました。これほんとにミスチル!って。
ただ、歌詞は見ていただければわかりますが、読んでいるだけで、胸が痛くなります。
曲もアコーディオンの音が印象的なイントロから、2本のギターが奏で始める怪しげなこの曲の世界に一気に引き込まれる。
歌うというよりも言葉を乗せる(おかしな表現!?)ような歌い方をしてる。
「意味なんかないさ 深くもないし韻だって踏んでない」。めちゃくちゃ韻踏んでるじゃん!!!!
かなりの問題作です。
「UFO」
前の曲のインパクトが強すぎて、どうも劣った印象を受けてしまうのですが、明るいポップソング。曲のアレンジは好き。(UFOが飛んでいくような音とか。)歌詞に比喩が多すぎて、あまりわからない私であります。
「Drawing」
「Youthful days」のカップリング曲。ミスチルの曲の中で一番キーが低い曲でもあります。
「抱きしめたい」ほどストレートではないにしろ、内に秘めた想いを込めたとっても切ないラブバラードです。
つまりは、名曲であります。カップリングであるときよりも、アルバムの中にある方がいい印象!
日テレかなにかの、ドラマの挿入歌にも使われてました。
「君が好き」
「アンティーク」の挿入歌。当初、タイトルがわからなかったり、ファンの間でも歌詞が不明で、「歩道橋の上には~」のところなんて「もう東京の上には~」って言われてました。(全然違うし!)
窪塚出演のPVも話題になったりしましたし、話題には事欠かないこの曲ですが、「and I love you」のようにストレートに「君が好き」、その想いを強く込めた曲です。いいねぇ~♪
「優しい歌」
「NOT FOUND」から11ヶ月ぶりのシングル。2枚目のマキシシングル。アサヒのWONDAのCMでも流れてましたね。3分ちょっと、と短めの曲ですが、強い強い想いが込められた明るいポップソング。
「群集の中に立って 空を見れば 大切なものに気づいて 狂おしくなる」
サビのコーラスはライブ「POP SAURUS」のときラストで演奏され、鳥肌立ちました~。。。
「いつでも微笑みを」
かわいいPVもライブDVDに収録されてます。
世界平和を願い、いつでも微笑みを忘れずに、とっても優しくなれる。
この曲順には意味があることが次に「It's a wonderful wordl」があることで、判明する。
『Keep Smiling♪』
「It's a wonderful world」
「あなどらないで 僕らにはまだやれることがある 手遅れじゃない まだ間に合うさ」
私は名曲だと思います。この中盤の展開大好きです。アルバムのクライマックスにふさわしい。
皮肉でもあるこの歌詞に、自分を見つめ直さなきゃと思いました。
料理で言うと、フルコースみたい。前菜からデザートまで、たっぷり味わえるアルバム。10周年にふさわしい10枚目のアルバム。
こんなに美しいと思っていた世界はこんなにも醜かったんだ。。



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